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リムスキー=コルサコフ『トロンボーン協奏曲 変ロ長調』深掘りガイド

2022.09.27上達のコツ音楽のマナビ

リムスキー=コルサコフ『トロンボーン協奏曲 変ロ長調』深掘りガイド

みなさん、トロンボーンのクラシック曲といえば思い浮かぶ曲はありますか?
・・・・・
私はありません。
・・・・・

残念ながらモーツアルトやチャイコフスキーによって書かれたトロンボーンの曲はありませんが、
熊蜂の飛行・シェエラザードで知られるリムスキー=コルサコフによって書かれたトロンボーン協奏曲はあります。
今回、ニコライ・リムスキー=コルサコフの『トロンボーン協奏曲 変ロ長調』に焦点を当て、この名作の背景とともに、トロンボーン演奏者への洞察を提供します。

 

◆リムスキー=コルサコフとその時代

ニコライ・リムスキー=コルサコフは、19世紀ロシアの最も重要な作曲家の一人です。
彼は、オペラ、交響曲、室内楽など多岐にわたるジャンルで活躍し、その作品では独特の楽器の響きを駆使しています。
リムスキー=コルサコフは、「ロシア五人組」と呼ばれるグループの一人で、西欧の影響から脱却しロシア独自の音楽を作り上げる機運の中で作曲活動をしていました。

 

◆『トロンボーン協奏曲 変ロ長調』の誕生

この協奏曲は、1877年に作曲され、リムスキー=コルサコフの才能を示す素晴らしい作品の一つです。
作品は、洗練された旋律と、トロンボーンの力強い個性を引き出す編曲が特徴です。
管弦楽による伴奏にではなく、吹奏楽による伴奏による協奏曲は珍しいですが、これはリムスキー=コルサコフがロシアの海軍軍楽隊の指揮者を務めていた時期に作曲したためです。
クロンシュタットの海軍基地で初演し、海軍士官の同僚であるトロンボーン奏者レオノフに献呈されました。

 

◆楽曲の構成と特徴

協奏曲は、アレグロ・ヴィヴァーチェ、アンダンティーノ、アレグロ中庸の三楽章で構成されています。演奏時間役11分と短いため単一楽章とみなされることもあります。
トロンボーンの豊かな音色と技巧を引き立てる為に、巧みなオーケストレーションがなされ、各楽章でトロンボーンの多様な表現力が存分に発揮されます。

 

◆トロンボーン演奏の視点

トロンボーン演奏者にとって、この協奏曲はテクニカルな要求が多いです。
明瞭なアーティキュレーションとダイナミックレンジ、そして息のコントロールが重要です。

 

◆現在の日本における受容

マイナーな楽曲にかかわらず、時折レベルの高い吹奏楽部・吹奏楽団のレパートリーに取り上げられることがあります。
今日では、難度の高い協奏曲にかかわらず吹奏楽で演奏可能なことから、
この楽曲に憧れを持つ学生が一定数いるようです。

 

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

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